塗装工程に入る前に家全体を洗浄し、汚れやコケなどをきれいに落とします。
塗装の前に必用に応じてケレンを行い、汚れやサビなどを落とし塗装に適した下地へと整えます。
ケレンは汚れやサビ、古い塗膜などを落とすことで表面の凹凸をなくし塗料の密着性を高めたり、つるつるの表面の場合には凹凸をつけて塗料を付きやすくする役割も果たします。どちらの場合も美しい仕上がりのためには大切な工程となります。
写真は霧除けのケレンの様子です。
棟板金の釘が緩んで抜けないようにシールを充填し補強します。
スレート同士がくっつくと雨水の抜け道がなくなり、スレートに溜まった雨水により雨漏りを引き起こします。そのような事がないように、タスぺーサーを挿入しスレート同士に隙間を空けます。
今回の屋根塗装は4回塗りの仕様です。まずは下塗りから行っていきます。下塗りは上塗り剤との密着性を高めたり表面強化などの役割を果たし、美しい仕上がりには下地からきちんと施工することがポイントとなります。1回目の下塗りです。
■関西ペイント:ヤネ強化プライマーEPO
1回目と同じ塗料を塗布します。
上塗り剤を塗布します。今回の塗料は「無機」「有機」のハイブリッド技術と、塗膜劣化の原因であるラジカルの制御技術で、最上位品フッ素を超越した超耐候性を実現した塗料です。強靭な塗膜による高耐久性も持ち合わせ、紫外線などによる劣化を受けやすい屋根に適したハイグレードの塗料です。
■関西ペイント:ダイナミックルーフMUKI
中塗りと同じ塗料を重ねて塗布し、仕上げます。
続いて付帯部塗装です。
湿気がこもりやすい軒天は防カビ系の塗料を使用します。
■関西ペイント:セラマイルド
同じ塗料を重ねて塗布します。
雨樋は下塗り無しの2回塗りの仕様です。ケレンの後、上塗り剤を塗布します。塗膜劣化の原因となる物質「ラジカル」を制御することで高耐候性を実現するラジカル制御型です。
■関西ペイント:ダイナミックTOPマイルド
1回目と同じ塗料を重ねて塗布します。
その他の付帯部は下塗り+上塗り2回の3回塗りの仕様となります。今回は霧除けにて手順をご紹介します。
ケレンの後、下塗りから行っていきます。鉄部の場合はサビ止めの役割となります。
■関西ペイント:ダイナミックプライマー
上塗り剤を塗布します。雨樋同様ラジカル制御型です。
■関西ペイント:ダイナミックTOPマイルド
同じ塗料を重ねて塗布します。
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